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接骨院の集客方法12選【2026年】MEO・LINE・紹介で脱ポータル

業界コラム
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「ポータルサイトに掲載しているのに新患が増えない」「広告費ばかりかかってリピートにつながらない」──接骨院・整骨院の集客でよく聞く悩みです。結論から言うと、2026年の接骨院集客は①Googleビジネスプロフィール(MEO)で地域の検索に見つけてもらい、②LINE公式アカウントで再来院をつなぎ、③患者さんからの紹介で広げるという「自院で持てる導線」を先に作り、ポータルや広告はその上に足すのが失敗しにくい順番です。

理由はシンプルで、競合が多く、患者さんの情報収集がスマートフォンとSNS・地図検索に移っているからです。厚生労働省の統計では柔道整復の施術所は全国に50,924か所(令和6年末)あり、総務省の調査ではインターネット利用者のうちSNSを利用している人は82.3%、60代でも78.3%にのぼります(総務省「令和7年通信利用動向調査」)。

この記事では、2021年に公開したポータルサイト中心の集客まとめを全面的に書き直し、開業直後の院から、患者数が伸び悩む中堅の院までを対象に、集客方法12選の費用と効果の比較、柔道整復師法の広告制限や口コミのルールといった「やってはいけない集客」、90日で導線を作る手順までを一次情報にもとづいて整理しました。

この記事のポイント
・施術所は全国50,924か所。「開けば来る」時代ではなく、導線づくりが経営を左右する
・最初に整えるのは無料で始められるGoogleビジネスプロフィールとLINE公式アカウント
・柔道整復師法第24条で広告できる事項は限られる。「肩こりも保険OK」などの表示はNG
・口コミの対価提供はGoogleのポリシー違反。ステマ規制(2023年10月施行)にも注意

  1. 接骨院の集客が難しくなっている理由とは
    1. 集客がうまくいかない院に多い4つの原因
  2. 患者さんはどこで接骨院を探している?年齢別のSNS利用率
  3. 接骨院の集客方法12選|オンラインとオフラインのおすすめ
    1. オンライン1. Googleビジネスプロフィール(MEO)
    2. オンライン2. ホームページ(SEO)
    3. オンライン3. LINE公式アカウント
    4. オンライン4. Instagram・TikTokなどのSNS
    5. オンライン5. リスティング広告・SNS広告
    6. オンライン6. ポータルサイト・予約サイト
    7. オンライン7. YouTube・動画
    8. オフライン8〜12. 看板・チラシ・紹介・地域活動・ニュースレター
  4. 集客方法の費用・効果の比較
  5. 院の状況別|どの集客方法を優先すべきか
    1. 開業直後は「知ってもらう」ことに集中する
    2. 新患が減った院は「休眠患者」から見直す
    3. 一人院は「手間のかからない仕組み」を優先する
  6. ポータル依存から脱却する「自院の導線」の作り方
    1. 初回来院で必ずやる3つのこと
    2. 紹介を自然に増やすコツ
  7. やってはいけない集客|広告制限と口コミのルール
    1. 柔道整復師法第24条の広告制限
    2. 「保険が使えます」の表示に注意
    3. 口コミの対価・ステマ規制
  8. 失敗しない集客の始め方|90日の手順
    1. 毎月チェックしたい数字(KPI)
  9. スタッフの定着も「集客力」の一部
  10. 接骨院の集客に関するよくある質問
  11. まとめ|接骨院の集客は「自院の導線」から
  12. 参考・出典

接骨院の集客が難しくなっている理由とは

まず、接骨院を取り巻く環境を数字で確認します。厚生労働省の「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、就業柔道整復師は10年で約1.5万人増えた一方、施術所数は令和4年から令和6年にかけてほぼ横ばいです。新規開業と廃業が拮抗している=同じ商圏の中で患者さんを取り合っている状態だと読み取れます。

年末就業柔道整復師(人)柔道整復の施術所(か所)
平成26年(2014)63,87345,572
平成30年(2018)73,01750,077
令和2年(2020)75,78650,364
令和4年(2022)77,63250,916
令和6年(2024)78,66650,924
出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」

さらに、保険施術の対象が「外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷」に限られることが患者さんにも浸透し、保険の審査や患者への照会も厳しくなっています。保険だけに頼らず、自費メニューを含めて「選ばれる理由」を伝える必要が高まっています。保険の範囲と2026年の療養費改定については整骨院の保険請求の仕組みと2026年改定で詳しく解説しています。

集客がうまくいかない院に多い4つの原因

  • ターゲットが決まっていない:スポーツ外傷、産後、交通事故、高齢者など、誰に来てほしいのかが曖昧で、発信内容がぼやける
  • 地図検索で見つからない・情報が古い:Googleマップの営業時間や写真が未更新、口コミへの返信がない
  • 初回来院後の導線がない:次回予約やLINE登録の案内がなく、症状が軽くなると通院が途切れる
  • 効果測定をしていない:どの媒体から何人来たかを記録しておらず、費用対効果の悪い施策を続けてしまう

患者さんはどこで接骨院を探している?年齢別のSNS利用率

総務省の「令和7年通信利用動向調査」(令和7年8月末時点、令和8年5月公表)では、インターネット利用者は13〜69歳の各年齢階層で9割を超えています。インターネット利用者に占めるSNS(LINE、Instagram、X、Facebookなど)の利用割合を年齢別にみると次のとおりです。

年齢階層SNS利用率(令和7年)令和6年
全体82.3%81.9%
13〜19歳92.9%91.8%
20〜29歳93.1%95.0%
30〜39歳90.6%91.4%
40〜49歳91.3%90.1%
50〜59歳86.4%85.4%
60〜69歳78.3%77.5%
70〜79歳67.9%66.0%
80歳以上54.3%51.3%
出典:総務省「令和7年通信利用動向調査」ポイント(インターネット利用者に占める割合)
年齢階層別のSNS利用率(インターネット利用者に占める割合)
出典: 総務省「令和7年通信利用動向調査」

接骨院の中心的な患者層である40〜60代でも8〜9割がSNSを使っており、LINEは年代を問わず連絡手段として定着しています。一方、70代以上はSNS利用率が下がるため、高齢の患者さんが多い院は、看板・チラシ・紹介といったオフラインの導線も残すのが現実的です。「Webかチラシか」の二択ではなく、自院の患者層の年齢構成に合わせて配分を決めましょう。

接骨院の集客方法12選|オンラインとオフラインのおすすめ

ここからは、接骨院で実際に使われている集客方法を、オンライン7つ・オフライン5つに分けて紹介します。どれも「やれば必ず増える」ものではなく、自院のターゲットと予算に合わせて組み合わせることが前提です。

オンライン1. Googleビジネスプロフィール(MEO)

「地域名+接骨院」「近くの整骨院」と検索したときに地図とともに表示される情報です。登録と運用は無料で、営業時間、写真、施術メニュー、予約リンク、投稿、口コミへの返信まで管理できます。開業したらまず最初に整えるべき施策で、営業時間(祝日・臨時休業含む)を常に正しく保つ、院内・外観・スタッフの写真を載せる、口コミには1件ずつ返信するの3つを徹底するだけでも、表示される情報の質が大きく変わります。

オンライン2. ホームページ(SEO)

Googleビジネスプロフィールを見た人が「どんな院か」を確かめに来るのがホームページです。院長の考え方、得意な症状への対応の流れ、料金表(保険・自費)、アクセス、予約方法を1ページずつ用意し、スマートフォンで読みやすくします。症状別のコラムを積み重ねると検索からの流入も期待できますが、効果が出るまでに数か月〜1年単位の時間がかかる点は理解しておきましょう。

オンライン3. LINE公式アカウント

予約・問い合わせ・再来院の案内を一本化できるのがLINE公式アカウントです。LINEヤフー for Businessの料金プランでは、無料のコミュニケーションプラン(月200通まで)から始められ、1対1のチャットや自動応答は通数にカウントされません。「前回の来院から2週間たった方へのセルフケア動画」「臨時休業のお知らせ」など、役に立つ情報を月1〜2回送る程度が、ブロックされにくい目安です。

オンライン4. Instagram・TikTokなどのSNS

ストレッチ動画や院内の雰囲気、スタッフ紹介など「人柄」を伝えるのに向いています。フォロワーが増えても近隣の患者さんとは限らないため、投稿に地域名を入れる、プロフィールに予約リンクを置くといった工夫が必要です。SNS広告の具体的な設定は接骨院の簡単SNS広告の運用まとめを参考にしてください。

オンライン5. リスティング広告・SNS広告

検索広告や地域を絞ったSNS広告は、出稿した翌日から表示される即効性が魅力です。一方、止めた瞬間に流入も止まるため、開業直後の認知づくりや、自費メニューの新設時など期間を区切って使うのが基本です。1人の新患獲得にいくらまでかけられるか(患者1人あたりの平均来院回数×単価から逆算)を決めてから始めましょう。

オンライン6. ポータルサイト・予約サイト

接骨院・整骨院の検索ポータルや予約サイトは、掲載した直後から一定の露出が得られます。ただし掲載料や成果報酬がかかり続け、同じ画面に競合院も並ぶため、価格競争に巻き込まれやすいのが弱点です。ポータルは「入口の一つ」と割り切り、来院した患者さんを自院のLINEや次回予約につなぐことで、依存度を下げられます。

オンライン7. YouTube・動画

セルフケアや施術の流れを動画にしておくと、ホームページやLINEで繰り返し使える資産になります。撮影・編集の負担が大きいので、まずはスマートフォンで撮った1〜2分の短い動画から始めるのがおすすめです。

オフライン8〜12. 看板・チラシ・紹介・地域活動・ニュースレター

  • 8. 看板・店頭ボード:通りがかりの人に「ここにある」と知らせる基本の施策。広告できる事項の制限(後述)に注意
  • 9. チラシのポスティング・折込:高齢者が多い地域で有効。配布エリアと枚数、反応数を記録して効果を測る
  • 10. 患者さんからの紹介:もっとも信頼度が高く費用もかからない。紹介カードを渡す、紹介の「きっかけ」をつくる
  • 11. 地域イベント・教室:少年スポーツチームへの応急手当講習、自治会の健康教室など、専門性を見せる場
  • 12. ニュースレター・ハガキ:しばらく来院のない患者さんへの季節の便り。LINEを使わない高齢層向け

集客方法の費用・効果の比較

12の方法を、費用・効果が出るまでの時間・向いている目的で比較しました。費用は院の規模や依頼先によって大きく変わるため、ここでは「無料で始められるか」「継続費がかかるか」の目安にとどめています。

集客方法費用の目安効果が出るまで向いている目的
Googleビジネスプロフィール無料1〜3か月地域の新患獲得
ホームページ(SEO)制作費+更新の手間数か月〜1年信頼づくり・症状別の集客
LINE公式アカウント無料〜月額制(通数による)すぐ再来院・予約の効率化
Instagram・TikTok無料(運用の手間)3か月〜人柄・雰囲気の発信
リスティング・SNS広告予算次第(従量課金)すぐ開業直後・新メニューの告知
ポータル・予約サイト掲載料・成果報酬すぐ露出の確保(依存に注意)
YouTube・動画無料(撮影・編集の手間)半年〜セルフケア提供・専門性
看板・店頭ボード制作費(初期中心)すぐ通行人への認知
チラシ印刷・配布費すぐ〜1か月高齢層・近隣住民
紹介ほぼ無料継続的信頼度の高い新患
地域イベント・教室会場費・時間数か月〜地域での認知と信頼
ニュースレター印刷・郵送費1〜2か月休眠患者の掘り起こし
KATAKORY編集部作成。LINEの料金はLINEヤフー for Business「料金プラン」参照

LINE公式アカウントの料金は次のとおりです(税別)。友だち数×配信回数で通数が決まるため、友だちが増えたら配信対象を絞る(例:直近3か月に来院した人だけ)と無料枠内に収めやすくなります。なお、スタンダードプランの追加メッセージ料金は2026年10月1日に改定予定と案内されているため、最新の単価は公式の料金ページで確認してください。

プラン月額固定費(税別)無料メッセージ通数追加メッセージ
コミュニケーションプラン0円200通不可
ライトプラン5,000円5,000通不可
スタンダードプラン15,000円30,000通可(従量課金)
出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウント 料金プラン」(2026年9月確認)

柔道整復師・理学療法士の求人・転職情報

働き方・給与・職場選びのポイントは本文の各章で解説しています。

院の状況別|どの集客方法を優先すべきか

同じ集客方法でも、開業したばかりの院と、10年続いている院とでは優先順位が変わります。自院がどの段階にいるかを確認してから、予算と時間の配分を決めましょう。

院の状況最優先の施策次に取り組む施策後回しでよい施策
開業前〜開業3か月Googleビジネスプロフィール、看板、ホームページ開業告知のチラシ・期間限定の広告YouTube・オウンドメディア
開業1年未満LINE公式アカウントと次回予約の仕組み口コミへの返信、紹介カード大規模な広告出稿
開業数年・新患が減った院来院経路の分析、休眠患者へのLINE・ハガキ自費メニューの見直しとSNS発信ポータルの掲載プラン追加
一人で運営している院予約の自動化(LINE・予約システム)Googleビジネスプロフィールの投稿手間のかかる動画・毎日投稿
KATAKORY編集部作成

開業直後は「知ってもらう」ことに集中する

開業直後は、地域の人にとって院が存在しないのと同じ状態です。看板と外観写真、Googleビジネスプロフィールを開業日までに整え、内覧会や開業告知のチラシで近隣に知らせます。この時期は広告を使っても構いませんが、同時に来院した患者さんをLINEと次回予約につなぐ仕組みを用意しておかないと、広告を止めたとたんに患者数が落ち込みます。

新患が減った院は「休眠患者」から見直す

開業から数年たって新患が減ったと感じる院は、新しい媒体を増やす前に、過去に来院してしばらく来ていない患者さんへの連絡を見直しましょう。すでに院を知っていて信頼してくれている人に、季節の不調に合わせたセルフケア情報やお知らせを届けるほうが、見知らぬ人に広告を出すより費用対効果が高いことが少なくありません。問診票の住所や年齢から、どの地域・年代の患者さんが多いかを確認するのも有効です。

一人院は「手間のかからない仕組み」を優先する

施術者が一人の院では、施術中に電話に出られないことが予約の取りこぼしにつながります。LINEの自動応答やWeb予約で、施術中でも予約を受けられる状態にしておくことが最初の集客対策です。SNSの毎日投稿など、続けられない施策に手を広げるよりも、Googleビジネスプロフィールの週1回の投稿と口コミ返信を確実に続けるほうが成果につながります。

ポータル依存から脱却する「自院の導線」の作り方

競合記事の多くは集客方法を並べるだけですが、大切なのはそれぞれの施策を一本の線でつなぐことです。ポータルや広告で来た患者さんも、LINEと次回予約で自院につなぎとめ、満足した患者さんに口コミと紹介をお願いする。この循環ができれば、広告費をかけなくても新患が入り続ける状態に近づきます。

接骨院の集客導線(認知→検索→来院→継続→紹介の循環)
接骨院の集客導線(認知→検索→来院→継続→紹介の循環)

初回来院で必ずやる3つのこと

  1. 見通しを伝える:痛みの原因と、何回・どのくらいの期間でどう変化する見込みかを説明する(効果の保証はしない)
  2. 次回予約をその場で取る:会計時に「次は○日ごろがよいです」と具体的な日を提案する
  3. LINE登録をお願いする:「予約変更や自宅でできるストレッチをお送りします」と患者さんのメリットで伝える

紹介を自然に増やすコツ

紹介は「お願いされたから」ではなく「人に話したくなったから」起きます。改善を実感したタイミングで「ご家族やお知り合いで同じようにお困りの方がいたら、いつでもご相談ください」と一言添え、紹介カードを渡す程度で十分です。紹介のお礼として金品や割引を用意したくなりますが、受領委任を取り扱う施術所では、経済上の利益の提供で患者を誘引することや一部負担金の減免が認められていません。お礼は言葉と、紹介された方への丁寧な対応で返すのが基本です。

やってはいけない集客|広告制限と口コミのルール

集客で失敗する院に多いのが、法律やプラットフォームのルールを知らずに広告を打ってしまうケースです。看板やチラシを作り直すコストだけでなく、行政指導や口コミの削除、アカウント停止といったリスクにもつながります。

柔道整復師法第24条の広告制限

柔道整復師法 第24条では、柔道整復の業務や施術所について広告できる事項を、柔道整復師である旨と氏名・住所、施術所の名称・電話番号・所在地、施術日・施術時間、その他厚生労働大臣が指定する事項などに限っており、技能・施術方法・経歴に関する事項は広告できません。看板・チラシ・ポータルの院紹介文を作るときは必ず確認しましょう。

「保険が使えます」の表示に注意

全国健康保険協会の「柔道整復師のかかり方」にあるとおり、整骨院・接骨院で保険の対象になるのは外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷で、単なる肩こりや筋肉疲労は対象外です。「肩こり・腰痛も保険OK」のような表示は患者さんの誤解を招き、不正請求を疑われる原因にもなります。整骨院・整体院の違いを患者さんに説明する材料としては整体・整骨院・カイロプラクティックの違いも参考になります。

口コミの対価・ステマ規制

Googleの「マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー」は、「クチコミの投稿や否定的なクチコミの修正または削除と引き換えに、インセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為」や「肯定的なクチコミを選択的に募ったりする行為」を禁止しています。スタッフや家族による投稿も「利益相反に基づくコンテンツ」として禁止対象です。

また、2023年(令和5年)10月1日からは景品表示法のいわゆるステルスマーケティング規制が施行されています(消費者庁)。事業者が第三者に依頼した投稿なのに、広告であることが一般消費者に分からない表示は不当表示となり、規制の対象は依頼した事業者(院)側です。インフルエンサーに施術体験の投稿を依頼する場合は「PR」「広告」であることを明示してもらいましょう。

やりがちなNG何が問題か代わりにやること
「★5の口コミで施術1回無料」Googleポリシーの虚偽のエンゲージメントに該当全員に同じ文面で口コミをお願いし、特典は付けない
満足していそうな人にだけ口コミを頼む肯定的なクチコミの選択的な依頼に該当来院者全員に案内する
スタッフ・家族が口コミを書く利益相反に基づくコンテンツスタッフは返信で関わる
PR表記なしで施術体験を投稿してもらうステマ規制(景品表示法)の対象「PR」「広告」を明示してもらう
「肩こりも保険OK」の看板保険の対象外。誤認・不正請求の疑い保険の対象と自費メニューを分けて表示
施術方法や経歴を看板に書く柔道整復師法第24条の広告制限広告できる事項に絞り、詳しい説明は院内で
出典:柔道整復師法第24条、Google「マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー」、消費者庁「ステルスマーケティング規制」、全国健康保険協会「柔道整復師のかかり方」をもとに作成

失敗しない集客の始め方|90日の手順

集客施策は同時に全部始めると、どれが効いたのか分からなくなります。無料でできる導線づくりから順に、90日を目安に進めるのがおすすめです。

接骨院の集客 90日ロードマップ
  • 1〜2週
    現状把握とターゲット決め
    直近3か月の新患数・来院経路・再来率を集計。来てほしい患者像を1〜2つに絞る
  • 3〜4週
    Googleビジネスプロフィールを整える
    営業時間・写真・メニュー・予約リンクを更新。過去の口コミにすべて返信
  • 5〜6週
    LINE公式アカウントを開設
    受付にQRコードを置き、初回来院時に登録を案内。自動応答で予約方法を案内
  • 7〜8週
    ホームページ・SNSを見直す
    料金表と症状別ページを整備。週1回の投稿を習慣化
  • 9〜12週
    効果測定と広告の検討
    媒体別の新患数を比較し、足りない部分だけ広告やチラシで補う

毎月チェックしたい数字(KPI)

指標計算方法見るポイント
新患数(媒体別)問診票の「何で知りましたか」を集計費用に対して新患が来ているか
新患獲得単価媒体の費用÷その媒体からの新患数患者1人あたりの売上を超えていないか
再来率2回目も来院した人÷新患数初回の説明・次回予約が機能しているか
LINE登録率LINE登録者÷新患数継続の導線に乗っているか
口コミ件数・返信率Googleビジネスプロフィールで確認返信漏れがないか
KATAKORY編集部作成

開業前の段階であれば、集客費用も含めた資金計画を接骨院の開業費用はいくら?内訳・融資・届出で確認しておくと安心です。保険請求の事務を外部に任せて施術と集客に集中したい場合は、療養費請求代行サービス・請求団体の比較も参考にしてください。

スタッフの定着も「集客力」の一部

口コミで評価されるのは、施術の技術だけでなく受付の対応や院内の雰囲気です。担当者が頻繁に替わる院では、患者さんとの信頼関係が積み上がらず、再来率も下がりがちです。柔道整復師の待遇相場は柔道整復師の給料・年収の実態でまとめていますが、給与水準と働き方を整えることは、結果的に集客の土台づくりにもつながります。院の方針に共感できる職場で経験を積みたい柔道整復師の方は、転職サービスで条件を比較してみるのも一つの方法です。

柔道整復師・理学療法士の求人・転職情報

働き方・給与・職場選びのポイントは本文の各章で解説しています。

接骨院の集客に関するよくある質問

Q
接骨院の集客で最初にやるべきことは何ですか?
A

Googleビジネスプロフィールの情報整備です。無料で始められ、地域名での検索やGoogleマップに表示されるため、新患の入口として効果が出やすい施策です。営業時間・写真・メニューを正しく保ち、口コミにはすべて返信しましょう。

Q
ポータルサイトはやめたほうがいいですか?
A

やめる必要はありませんが、依存しないことが大切です。ポータル経由で来院した患者さんにも次回予約とLINE登録を案内し、2回目以降は自院の導線で予約してもらうようにすると、掲載料や成果報酬への依存度を下げられます。

Q
口コミを増やすために割引を付けてもいいですか?
A

Googleのポリシーでは、口コミの投稿と引き換えに割引や無料施術などのインセンティブを提供することは禁止されています。特典は付けず、来院者全員に同じ文面でお願いするのが安全です。

Q
高齢の患者さんが多い院でもWeb集客は必要ですか?
A

必要です。総務省の令和7年通信利用動向調査では、インターネット利用者のうちSNSを使う人は60代で78.3%、70代で67.9%です。ただし80歳以上は54.3%まで下がるため、チラシ・看板・紹介などのオフライン施策と組み合わせるのが現実的です。

Q
看板やチラシに書いてはいけないことはありますか?
A

柔道整復師法第24条により、広告できる事項は柔道整復師である旨・氏名、施術所の名称・所在地・電話番号、施術日・施術時間などに限られ、技能・施術方法・経歴は広告できません。「肩こりも保険OK」といった保険の対象外の表示も避けましょう。

まとめ|接骨院の集客は「自院の導線」から

  • 柔道整復の施術所は全国50,924か所。立地や看板だけで患者さんが集まる時代ではない
  • 40〜60代でも8〜9割がSNSを利用。まずはGoogleビジネスプロフィールとLINE公式アカウントを整える
  • ポータル・広告は入口の一つ。初回来院で次回予約とLINE登録につなぎ、紹介と口コミで循環させる
  • 柔道整復師法第24条の広告制限、Googleの口コミポリシー、ステマ規制を守る
  • 媒体別の新患数・獲得単価・再来率を毎月記録し、効果の低い施策をやめる

集客方法は「何をやるか」より「どうつなぐか」で成果が変わります。まずは90日間、無料でできる導線づくりから始めてみてください。

参考・出典

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