アトラ株式会社に次いで、今回は接骨院業界で上場している株式会社リグアについてIR資料や関連記事などを元に調査してみました。
株式会社リグアの基本情報
【URL】https://ligua.jp/ |
【決算】3月 |
【設立】2004.10 |
【上場】2020.3 |
接骨院向けの経営支援サービスを展開。
展開している事業は以下の通り。
- ソフトウェア(患者情報管理/保険請求)
- 機材/消耗品の販売
- 教育研修コンサルティング
- 請求代行
- 金融サービス事業(各種保険や証券など金融商品の代理店業)
また、連結子会社が金融サービスを展開しています。
- 金融サービス事業(各種保険や証券など金融商品の代理店業)
株式会社リグアの売上
事業別の売上比率です。
2020年3月期の売上高は約21億円でした。
接骨院向け事業に絞って、積立グラフで売上推移を見てみましょう。
ここまで、少なくとも2016年度からは全体として売上が右肩上がりで成長を続けています。そして、2020年に念願の株式上場を果たしました。
代表取締役社長「川瀨 紀彦」の経歴
大学卒業後に「株式会社商工ファンド(金融系営業)」「株式会社ホロニック(ブライダル事業責任者)」の2社を経て、柔道整復師の兄と接骨院を開業。
その後、2004年に株式会社リグアを設立されました。
接骨院向け事業の詳細
ソフトウェア事業
患者情報管理システムの「CRM」とレセプトシステム「レセONE」の2種を展開。
基本的にはストック型のビジネスであることから、導入院数は成長を続けています。
一方で、売上高の成長率は鈍化傾向。
レセONEは2019年から開始。請求代行事業ともセットでCRMと連携します。
業績は共に順調で、新規開業数は減少していると考えられますが、ソフトウェアの導入院は増加しています。
機材・消耗品
主力商品は、EMSやトムソンベッドなど業務用備品及び周辺の消耗品を販売。
開業支援やコンサルティング、ECサイト(リグアマーケット)経由での販売。
教育研修コンサルティング事業
多種多様なテーマでのセミナーや研修パッケージの販売及び開催を行っています。
その他にも、WEBマーケティングやエキテン代理店業も展開。
リグアを調べてみて
いかがでしたでしょうか。
請求代行やレセコンのスタートが最近であったのは意外でした。
特徴的なのは、患者情報管理システムの「CRM」ですね。
全国平均のデータ(単価や客数)をリアルタイムで見ることのできるシステムは、接骨院の経営において目標設定が明確になって良いような気がします。