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柔道整復師国家試験2027の日程と対策|第35回は3月7日、必修40点が分かれ目

柔道整復師国家試験2027の日程と対策 接骨院の求人情報
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第35回の柔道整復師国家試験で、いちばん先に固めるべきなのは必修問題の40点です。

一般問題で何点取っても、必修50問のうち40問を正解できなければ不合格。第34回もこの基準でした。試験日は2027年3月7日(日)、願書の受付は2026年12月21日から始まります。

ここでは厚生労働省の施行公示と柔道整復研修試験財団の資料をもとに、出願から免許の申請までの日程、250問の内訳と合格ライン、それに試験前の1か月の使い方を順番に並べました。

出典: 厚生労働省『柔道整復師国家試験の施行』(2026年)/厚生労働省『第34回柔道整復師国家試験の合格発表について』(2026年)

第35回は2027年3月7日(日)。出願は12月21日から

厚生労働省は2026年9月1日付けで第35回の施行を公示しました。主な日付を表にまとめます。

項目日付・内容
障害による配慮の申出2026年12月18日(金)まで
受験書類の提出2026年12月21日(月)〜2027年1月13日(水)消印有効
受験票の発送2027年2月18日(木)に投函
試験日2027年3月7日(日)
卒業証明書の提出期限2027年3月17日(水)午後5時(見込みで出願した人)
合格発表2027年3月26日(金)午後2時

出典: 厚生労働省『柔道整復師国家試験の施行』(2026年)

第35回柔道整復師国家試験までの流れ
  • 2026年11月中旬
    学校に願書が届く
    受験願書・写真用台紙・払込用紙は財団から各学校へ送られる
  • 12月21日〜1月13日
    書類を提出
    原則は書留郵便。持参は平日の9〜17時のみで、12月29日〜1月3日は受け付けない
  • 2月18日
    受験票の投函
    会場は受験票と一緒に案内される。会場の問い合わせには応じていない
  • 3月7日(日)
    国家試験
    北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島・香川・福岡・沖縄の9か所
  • 3月26日(金)14時
    合格発表
    厚生労働省と財団のホームページに受験地と受験番号が載る

出典: 厚生労働省『柔道整復師国家試験の施行』(2026年)/柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験の実施』(2026年)

受験手数料は23,900円で、財団が指定する銀行か郵便局の口座に振り込みます。書類を受理されたあとは、手数料の返還も受験地の変更もできません。

願書に貼る写真にも決まりがあります。出願前6か月以内に撮った、脱帽・正面の縦6センチ×横4センチ。裏に撮影日と氏名を書き、財団の台紙に貼ったうえで、学校か財団で「本人と相違ない」ことの確認を受けます。証明写真機のサイズ設定を間違えると撮り直しになるので、12月に入る前に済ませておくと楽です。

見落としやすいのが、卒業見込みで出願した人の扱いです。3月17日の午後5時までに卒業証明書(修業証明書)を出さないと、受験は原則として無効になります。試験が終わってから10日ほどの期限なので、卒業判定の日程は学校に早めに確かめておきたいところ。

出典: 厚生労働省『柔道整復師国家試験の施行』(2026年)

午前128問・午後122問、合格ラインは二つある

試験は筆記のみで、実技はありません。科目は解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論、関係法規の11科目です。

出典: 厚生労働省『柔道整復師国家試験の施行』(2026年)

第35回の時間割はまだ公表されていません。参考までに、第34回(2026年3月1日)の問題冊子の表紙に書かれていた時間と問題数を載せます。

区分時間(第34回)問題数解答時間
午前9時30分〜12時128問2時間30分
午後13時30分〜16時122問2時間30分
合計—250問5時間

出典: 柔道整復研修試験財団『第34回柔道整復師国家試験問題』(2026年)

選択肢はすべて4つ。多くは1つを選ぶ問題ですが、「2つ選べ」という問題も混じります。1問あたりに使える時間は、午前で約70秒です。

採点では、250問が必修問題50問と一般問題200問に分けられます。

区分問題数合格に必要な点割合
必修問題50問(1問1点)40点以上80%以上
一般問題200問(1問1点)120点以上60%以上
判定250問両方の基準を満たすこと—

出典: 厚生労働省『第34回柔道整復師国家試験の合格発表について』(2026年)

柔道整復師国家試験の合否の決まり方(第34回の合格基準から編集部作成)
柔道整復師国家試験の合否の決まり方(第34回の合格基準から編集部作成)

合格点は決まった点数で、受験者の順位では決まりません。第34回では午前第67問について、複数の選択肢を正解として採点する扱いがありました。こうした問題は毎回のように出ます。自己採点がぎりぎりでも、発表までは結論を出さないほうがよいでしょう。

出典: 厚生労働省『第34回柔道整復師国家試験の合格発表について』(2026年)

“必修で落ちる”人が出る理由

必修問題は、もともと30問でした。財団の出題基準の序文によると、30問では実力を正しく測れないおそれがあるとして50問に増やし、試験全体も230問から250問になっています。新しい形は、2020年3月の第28回から順に取り入れられました。

出典: 柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験出題基準2020年版』序文(2018年)

同じ序文で、必修問題の範囲は三つに絞られています。

  • 柔道整復施術の基礎
  • 保険診療に関する知識
  • 関係法規に関する知識

出典: 柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験出題基準2020年版』序文(2018年)

保険と法規の問題は、解剖学や整形外科学に比べて授業時間が短いぶん、後回しにされがちです。けれど必修の配点のなかでは重みが大きい。受領委任の仕組みや療養費の対象になるけがの範囲は、開業後もずっと使う知識でもあります。現場でどう使われているかは受領委任制度と整骨院の保険請求の仕組みで確かめられます。

編集部は、一般問題の点が伸び悩んでいる人ほど、先に必修の取りこぼしをなくすべきだと考えています。必修は1問落とすごとに余裕が2%ずつ減っていく試験で、11問間違えた時点で不合格が決まるからです。

臨床の場面を想定した問題(臨床実地問題)も、出題基準の改訂で15問程度から20問程度に増える方向が示されました。写真や図を使う問題は午後の別冊に載ることがあります。過去問を解くときは、別冊も合わせて取り寄せてください。

出典: 柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験出題基準2020年版』序文(2018年)/柔道整復研修試験財団『第34回柔道整復師国家試験問題』(2026年)

柔道整復師・理学療法士の求人・転職情報

働き方・給与・職場選びのポイントは本文の各章で解説しています。

合格率は5年で49.6%〜71.5%。既卒は3割台が上限

難しさを数字で見るなら、新卒と既卒を分けたほうが実態に近づきます。直近5回の数字です。

回(実施年)受験者合格率新卒既卒
第30回(2022年)4,359人62.9%81.0%16.9%
第31回(2023年)4,521人49.6%65.4%11.5%
第32回(2024年)5,027人66.4%84.0%35.9%
第33回(2025年)4,513人57.8%75.9%14.2%
第34回(2026年)4,434人71.5%90.3%32.9%

出典: 柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験の実施』(2026年)

柔道整復師国家試験 新卒・既卒別の合格率(第30〜34回)
出典: 柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験の実施』

第34回は新卒90.3%でしたが、既卒は32.9%。5回のうち既卒の合格率が20%を下回った年が3回あります。いちばん低い第31回(2023年)は全体49.6%、既卒11.5%でした。

出典: 柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験の実施』(2026年)

既卒で受け直す場合、学校の授業や模試という枠がなくなります。一度目で通ることの価値は、合格率の表で見る以上に大きい。年ごとの推移や他の医療系国家試験との比べ方は柔道整復師国家試験の合格率の推移に、同じ手技の資格である鍼灸の数字は鍼灸師の国家試験合格率にまとめました。

ここは意見が分かれるところですが、私たちは合格率の高い年・低い年を予想して勉強の量を変えるのはすすめません。基準点が固定の試験なので、問題が難しい年に備えておくほかないからです。

2月7日からの4週間をどう使うか

試験の1か月前は2月7日。2月18日に受験票が投函されるので、ちょうどその前後で気持ちが切り替わる時期です。ここからは新しい参考書に手を広げるより、手元の過去問と模試の見直しに時間を寄せたほうが点になります。以下は、卒業見込みの学生を想定した編集部の組み立て方です。

  1. 1週目(2月7日〜): 必修だけを過去問3回分まとめて解き、40点に届かなかった分野を書き出す
  2. 2週目(2月14日〜): 書き出した分野と関係法規・保険の範囲を、教科書に戻って読み直す。受験票が届いたら会場までの道順を確かめる
  3. 3週目(2月21日〜): 午前・午後を本番と同じ時間割(各2時間30分)で通しで解き、時間配分を決める
  4. 4週目(2月28日〜3月6日): 間違えた問題だけを見直す。新しい問題は解かない。前日は試験会場への移動と持ち物の確認にあてる

過去問は、財団のホームページに第24回から第34回までの問題が載っています。正答は厚生労働省の合格発表のページで公表されます。市販の問題集を買う前に、まず公式の11回分を使い切るのが近道です。

出典: 柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験の実施』(2026年)/厚生労働省『第34回柔道整復師国家試験の合格発表について』(2026年)

当日は午前と午後で5時間の試験です。昼休みは第34回で1時間30分ありました。午前の出来を答え合わせしないで午後に向かう、と先に決めておくだけでも、気持ちの崩れを防げます。

出典: 柔道整復研修試験財団『第34回柔道整復師国家試験問題』(2026年)

視覚などに障害があり配慮を希望する人は、12月18日(金)までに財団へ申し出ます。重度の視覚障害者は点字やDAISY-CDによる受験と1.5倍の時間延長、弱視者は1.3倍の時間延長が認められる仕組みです。

出典: 厚生労働省『柔道整復師国家試験の施行』(2026年)/柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験の実施』(2026年)

3月26日に合格したら、免許の申請は郵送で

合格証だけでは施術はできません。柔道整復師名簿に登録されて、はじめて柔道整復師として働けます。

第34回の案内では、免許の申請は合格を確認したあとに出すこととされ、合格発表日より前の消印の申請書は受け取らないとしていました。窓口では受け付けず、簡易書留での郵送に限られます。第35回も同じ形になるかは、発表後に財団の案内で確認してください。

出典: 柔道整復研修試験財団『令和7年度(第34回)柔道整復師国家試験合格後の登録手続きについて』(2026年)

4月入職を予定している学生と、採用する院の双方にとって、3月26日から登録が済むまでの数週間は空白になりがちです。この期間の仕事内容は内定の段階で話し合っておくと安心です。求人票の見方は未経験・新卒の柔道整復師の求人の見方、初任給の目安は柔道整復師の給料・年収を参考にしてください。

院の側から見ると、第34回で新たに合格した人は3,170人でした。受験者が7,000人を超える年があった2010年代と比べ、新卒の柔道整復師は確実に少なくなっています。合格発表を待ってから募集を始めると、学生の多くはすでに入職先を決めています。

出典: 柔道整復研修試験財団『柔道整復師国家試験の実施』(2026年)

開業や保険の取り扱いを目指すなら、合格後の実務経験も数え始めになります。必要な年数は施術管理者研修と実務経験の要件で整理しています。

ここが気になる

Q
柔道整復師の国家試験はいつありますか?
A

年1回で、第35回は2027年3月7日(日)です。願書の提出は2026年12月21日から2027年1月13日の消印まで、合格発表は3月26日(金)の午後2時です。

Q
合格点は何点ですか?
A

第34回は、必修問題50問中40点以上と、一般問題200問中120点以上の両方を満たした人が合格でした。必修だけ、一般だけでは合格になりません。

Q
試験会場はどこですか?
A

試験地は北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県の9か所です。具体的な会場は受験票と一緒に案内され、事前の問い合わせには応じていません。

Q
卒業見込みで出願して、卒業できなかったらどうなりますか?
A

3月17日(水)午後5時までに卒業証明書(修業証明書)を出せないと、受験は原則として無効になります。受験手数料23,900円も返ってきません。

Q
合格後、ほかの資格もとったほうが有利ですか?
A

働き方によります。鍼灸師などと組み合わせる場合の年数と学費は柔道整復師のダブルライセンス、スポーツ現場で働く道はスポーツトレーナーとして働く道、学費全体の比べ方は柔道整復師の学費と学校選びで解説しています。

柔道整復師・理学療法士の求人・転職情報

働き方・給与・職場選びのポイントは本文の各章で解説しています。

参考・出典

参照日: 2026年11月6日

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