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柔道整復師の機能訓練指導員|仕事内容・月給・求人の選び方【2026】

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柔道整復師の資格を活かせる職場は、接骨院・整骨院だけではありません。デイサービス(通所介護)や特別養護老人ホームなどの介護施設で、機能訓練指導員として働く道があります。

結論から言うと、柔道整復師は追加の資格や実務経験なしで機能訓練指導員になれる職種の一つです。国の基準の解釈通知では、機能訓練指導員の「訓練を行う能力を有する者」を、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護職員・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師と定めています(はり師・きゅう師は一定の実務経験が必要)。出典: 船橋市介護保険課『通所介護事業所における機能訓練指導員の配置について』(2012年)

給料の目安は、厚生労働省の調査で「理学療法士、作業療法士、言語聴覚士又は機能訓練指導員」(常勤・月給)の平均給与額が月36万2,800円(令和6年9月、一時金を月割りで含む)です。ただしこれは理学療法士なども含む区分の平均で、柔道整復師だけの数字ではありません。出典: 厚生労働省『令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果』第70表(2025年)

この記事では、機能訓練指導員の定義と働ける施設、仕事内容、給料の公的データ、接骨院勤務との違い、研修、そして求人票で確認すべきポイントを、法令と公的資料をもとに整理します。

この記事のポイント
・機能訓練指導員は、通所介護・短期入所生活介護・特定施設・特養で「1以上」の配置が基準で決まっている職種
・柔道整復師は資格だけで対象。はり師・きゅう師は6か月以上の実務経験が必要
・PT・OT・ST・機能訓練指導員の区分の平均給与額は月36.28万円(常勤・令和6年9月)、前年から1万2,610円増
・通所介護の個別機能訓練加算(Ⅰ)イは56単位/日、(Ⅰ)ロは76単位/日。機能訓練指導員の人数が事業所の収入に直結する
・求人票では「専従か兼務か」「どの加算を算定しているか」「送迎の有無」を必ず確認

機能訓練指導員とは?介護保険の基準で配置が決まっている職種

機能訓練指導員は、介護保険サービスの人員基準で配置が義務づけられている職種です。たとえば通所介護(デイサービス)では、国の基準省令第93条で「機能訓練指導員 一以上」と定められ、「日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練を行う能力を有する者」とされています。また、同じ事業所の他の職務と兼ねることもできます。出典: e-Gov法令検索『指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準』(平成11年厚生省令第37号)

この「訓練を行う能力を有する者」が具体的にどの資格を指すかは、厚生労働省の解釈通知(老企第25号)で定められています。船橋市の通知では、厚生労働省に確認した結果として有資格者の機能訓練指導員の配置が必要であることも示されています。出典: 船橋市介護保険課『通所介護事業所における機能訓練指導員の配置について』(2012年)

資格機能訓練指導員になれるか条件
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士なれる資格のみ
看護職員(看護師・准看護師)なれる資格のみ
柔道整復師なれる資格のみ(実務経験の要件なし)
あん摩マッサージ指圧師なれる資格のみ
はり師・きゅう師なれる理学療法士等を配置した事業所で6か月以上、機能訓練指導に従事した経験
介護福祉士・無資格なれない(日常生活やレクリエーションを通じた訓練は生活相談員・介護職員が兼務可)
機能訓練指導員の対象資格(指定居宅サービス等の基準の解釈通知 老企第25号による)

出典: 船橋市介護保険課『通所介護事業所における機能訓練指導員の配置について』(2012年)/出典: 公益社団法人日本柔道整復師会『日本機能訓練指導員協会』(2026年参照)

日本柔道整復師会も、介護保険法が定める機能訓練指導員について、これらの全職種が「利用者の日常生活機能の維持向上を目的に同等のサービスを提供することが必要」と説明しています。柔道整復師だからといって、理学療法士より業務の範囲が狭くなるわけではありません。出典: 公益社団法人日本柔道整復師会『日本機能訓練指導員協会』(2026年参照)

リハビリ職・接骨院の仕事との違い

機能訓練指導員の訓練は、病院のリハビリテーションとは位置づけが違います。日本柔道整復師会は「医師の管理下に行われるリハビリとは異なり、介護支援専門員の作成するケアプランに基づいて行われる」と説明しています。対象は、けがの治療を求めて来院する患者ではなく、要介護・要支援の認定を受けた高齢者です。出典: 公益社団法人日本柔道整復師会『日本機能訓練指導員協会』(2026年参照)

項目接骨院・整骨院の柔道整復師介護施設の機能訓練指導員
対象骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのけがの患者要介護・要支援の利用者(主に高齢者)
目的外傷の施術・回復日常生活機能の維持・向上、減退の防止
根拠柔道整復師法・療養費の算定基準介護保険の人員基準・介護報酬(加算)
収入の仕組み療養費(健康保険)+自費施術介護報酬(基本報酬+個別機能訓練加算など)
計画の基準負傷の状態に応じて施術ケアプランに基づく個別機能訓練計画
連携する職種医師(骨折・脱臼の同意など)介護支援専門員・看護職員・介護職員・生活相談員など
独立開業施術所を開設できる雇用が中心(デイサービスを開業する経営者もいる)
接骨院勤務と機能訓練指導員の違い(各法令・日本柔道整復師会の説明をもとに整理)

接骨院での保険の扱いについては整骨院で保険が使える範囲、療養費の受け取り方の仕組みは受領委任とは?施術管理者の要件で詳しく解説しています。介護の現場では療養費を使わないため、施術の「部位数」や「回数」で収入が決まる接骨院とは、評価のされ方がまったく違うことを押さえておきましょう。

柔道整復師が機能訓練指導員として働ける主な職場

機能訓練指導員の配置が人員基準で定められている主なサービスは次のとおりです。いずれも「一以上」の配置が必要なため、事業所の数だけ求人が生まれる構造です。

サービス人員基準の根拠機能訓練指導員の配置主な加算
通所介護(デイサービス)・地域密着型通所介護厚生省令第37号 第93条(通所介護)1以上(他の職務と兼務可)個別機能訓練加算(Ⅰ)イ・ロ、(Ⅱ)
短期入所生活介護(ショートステイ)厚生省令第37号 第121条1以上個別機能訓練加算
特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホームなど)厚生省令第37号 第175条1以上個別機能訓練加算
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)厚生省令第39号 第2条1以上個別機能訓練加算(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)
機能訓練指導員の配置が定められている主なサービス

出典: e-Gov法令検索『指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準』(平成11年厚生省令第37号)/出典: e-Gov法令検索『指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準』(平成11年厚生省令第39号)/出典: 厚生労働省 老健局『令和6年度介護報酬改定における改定事項について』(2024年)

なお、通所リハビリテーション(デイケア)や介護老人保健施設は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の配置が中心で、機能訓練指導員という職種の枠ではありません。求人で「デイケア」と書かれていても柔道整復師を募集しているかは、募集職種欄で確認が必要です。

求人の多くは、短時間型・運動特化型を含むデイサービスと、特別養護老人ホームです。デイサービスは日中のみの勤務が中心で、夜勤がない点も特徴です。

柔道整復師・理学療法士の求人・転職情報

働き方・給与・職場選びのポイントは本文の各章で解説しています。

機能訓練指導員の仕事内容:個別機能訓練加算の要件から分かること

機能訓練指導員の仕事は、事業所が算定する「個別機能訓練加算」の要件を見ると具体的に分かります。通所介護の個別機能訓練加算(Ⅰ)では、次のような流れが求められています。出典: 厚生労働省 老健局『令和6年度介護報酬改定における改定事項について』(2024年)

  1. 居宅訪問・ニーズ把握:機能訓練指導員が利用者の居宅を訪問し、ニーズと居宅での生活状況を確認する
  2. アセスメント・計画作成:把握したニーズをもとに多職種共同でアセスメントを行い、個別機能訓練計画を作成する
  3. 訓練の実施:身体機能・生活機能の向上を目的とする訓練項目を複数用意し、5人程度以下の小集団または個別で、機能訓練指導員が直接実施する(介護職員等の補助は可)
  4. 評価・見直し:3か月に1回以上、居宅を訪問して生活状況を確認し、利用者や家族に進捗を説明。必要に応じて計画を見直す
個別機能訓練加算(Ⅰ)の業務の流れ(厚生労働省「令和6年度介護報酬改定における改定事項について」をもとに作成)
個別機能訓練加算(Ⅰ)の業務の流れ(厚生労働省「令和6年度介護報酬改定における改定事項について」をもとに作成)

つまり機能訓練指導員は、訓練を「やる」だけでなく、居宅訪問・計画書作成・家族への説明・記録までを担う仕事です。接骨院での施術経験だけでは慣れない書類業務が多いため、最初は計画書の書き方を学ぶ期間が必要になります。

このほか、事業所によっては次のような業務を兼ねることがあります。

  • マシンや器具を使った運動の指導・見守り
  • 集団体操・レクリエーションの企画
  • 利用者の送迎(運転)
  • 介護職員と兼務しての入浴・食事などの介助
  • 生活相談員や看護職員との情報共有、担当者会議への参加

基準省令でも機能訓練指導員は「他の職務に従事することができる」とされているため、兼務の範囲は事業所ごとに大きく異なります。出典: e-Gov法令検索『指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準』(平成11年厚生省令第37号)

なぜ介護施設は柔道整復師を求めるのか:個別機能訓練加算の単位数

事業所にとって、機能訓練指導員の配置は介護報酬(収入)に直結します。令和6年度の介護報酬改定では、通所介護の個別機能訓練加算(Ⅰ)ロが85単位/日から76単位/日に見直される一方、配置要件が緩和されました。出典: 厚生労働省 老健局『令和6年度介護報酬改定における改定事項について』(2024年)

サービス加算単位数(令和6年度改定後)機能訓練指導員の主な要件
通所介護・地域密着型通所介護個別機能訓練加算(Ⅰ)イ56単位/日(変更なし)専従1名以上配置(配置時間の定めなし)
通所介護・地域密着型通所介護個別機能訓練加算(Ⅰ)ロ76単位/日(85単位から変更)(Ⅰ)イの配置に加え、合計2名以上を配置している時間帯に算定可
通所介護・地域密着型通所介護個別機能訓練加算(Ⅱ)20単位/月(変更なし)—
介護老人福祉施設(特養)個別機能訓練加算(Ⅰ)12単位/日(変更なし)—
介護老人福祉施設(特養)個別機能訓練加算(Ⅱ)20単位/月(変更なし)—
介護老人福祉施設(特養)個別機能訓練加算(Ⅲ)20単位/月(新設)(Ⅱ)の算定、口腔・栄養の加算との一体的な取組
個別機能訓練加算の単位数(令和6年度介護報酬改定)

出典: 厚生労働省 老健局『令和6年度介護報酬改定における改定事項について』(2024年)

介護報酬は1単位あたり原則10円(地域区分によって上乗せ)で計算されます。(Ⅰ)ロは機能訓練指導員を合計2名以上配置した時間帯に算定できるため、2人目の機能訓練指導員を確保できるかどうかが事業所の収入に影響します。理学療法士の採用が難しい地域では、柔道整復師が貴重な戦力になるのはこのためです。

面接で「どの個別機能訓練加算を算定していますか?」と聞くと、仕事内容(居宅訪問の頻度、計画書の量、専従か兼務か)がはっきりします。加算を算定していない事業所では、機能訓練指導員が送迎・介助と兼務することが多くなります。

機能訓練指導員の給料・年収:公的データで見る月給

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」では、職種別の平均給与額が公表されています。機能訓練指導員は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と同じ区分で集計されています(介護職員等処遇改善加算を取得している事業所、月給・常勤の者)。出典: 厚生労働省『令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果』第70表(2025年)

職種(常勤・月給)令和6年9月の平均給与額令和5年9月増加額
看護職員384,620円375,260円+9,360円
介護支援専門員375,410円363,760円+11,650円
PT・OT・ST・機能訓練指導員362,800円350,190円+12,610円
生活相談員・支援相談員353,950円340,150円+13,800円
介護職員338,200円324,240円+13,960円
介護従事者等の平均給与額(職種別・常勤・月給の者)。平均給与額=基本給(月額)+手当+一時金(4〜9月支給額の1/6)

出典: 厚生労働省『令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果』第70表(2025年)

介護施設の職種別 平均給与額(常勤・月給)
出典: 厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」第70表

「PT・OT・ST・機能訓練指導員」の区分(集計対象4,075人、平均40.5歳、平均勤続8.8年)の内訳は、基本給23万4,120円、手当7万3,110円、一時金(月割り)5万5,570円です。非常勤(月給)の平均給与額は29万460円でした。出典: 厚生労働省『令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果』第70表(2025年)

比較として、接骨院勤務の柔道整復師を含む賃金統計の区分「その他の保健医療従事者」(企業規模10人以上)は、きまって支給する現金給与額が月30.4万円、年間賞与が65.9万円です。調査の対象や給与の定義が違うため単純比較はできませんが、介護分野の数値も同じくらいかやや高い水準にあります。出典: 厚生労働省『令和6年賃金構造基本統計調査』(2025年)

ただし注意点が2つあります。①介護分野の数値は理学療法士なども含む区分の平均で、柔道整復師だけの給与は公表されていません。②処遇改善加算を取得している事業所の集計です。実際の求人では、資格手当の額や、送迎・介助を兼ねるかどうかで月給に差が出ます。接骨院勤務の年齢別・規模別の給料は柔道整復師の給料・年収の実態(厚労省データ)、独立した場合の収入は柔道整復師の独立開業の年収と収支モデルで解説しています。

柔道整復師が機能訓練指導員になるには:必要な資格と研修

柔道整復師の免許があれば、機能訓練指導員として働くための追加の資格・講習・実務経験は不要です。はり師・きゅう師のような6か月の実務経験の要件もありません。出典: 船橋市介護保険課『通所介護事業所における機能訓練指導員の配置について』(2012年)

まだ柔道整復師の資格を持っていない人は、養成施設(専門学校・大学)で3年以上学んで国家試験に合格する必要があります。費用は柔道整復師の専門学校の学費と支援制度、試験の難易度は柔道整復師国家試験の合格率の推移を参考にしてください。

任意の研修:日本機能訓練指導員協会のベーシックコース

必須ではありませんが、介護現場の計画書作成などを学べる研修があります。日本柔道整復師会の事業として、2019年12月1日に「日本機能訓練指導員協会」が設立され、研修を行っています。出典: 公益社団法人日本柔道整復師会『日本機能訓練指導員協会』(2026年参照)

研修内容・形式受講料(日整・日鍼会会員)受講料(その他の機能訓練指導員)
ベーシックコース 基礎課程eラーニング(12時間)と確認テスト15,000円30,000円
ベーシックコース 実践課程Zoomによる講習とグループワーク(180分)。計画書作成の理解を深める5,000円(基礎課程修了者は無料)10,000円(基礎課程修了者は無料)
日本機能訓練指導員協会の研修(令和8年度実施要綱より)

出典: 日本機能訓練指導員協会『令和8年度 ベーシックコース基礎課程 実施要綱』/『同 実践課程 実施要綱』(2026年)

令和8年度の実践課程は、2026年8月23日のほか、11月22日と2027年2月21日の実施が予定されています(8月23日回のテーマは脳梗塞・片麻痺の機能訓練)。介護の経験がない柔道整復師が転職前後に受講すると、計画書や高齢者特有の疾患への理解が深まり、面接でのアピール材料にもなります。出典: 日本機能訓練指導員協会『令和8年度 ベーシックコース基礎課程 実施要綱』/『同 実践課程 実施要綱』(2026年)

機能訓練指導員の求人で確認したい7つのポイント

「柔道整復師 機能訓練指導員 求人」で検索すると、東京・大阪・埼玉・千葉などの求人が多く見つかります。地域ごとの給与相場を示す公的データはないため、求人票の条件を比べるときは、次の項目を確認しましょう。

確認項目見るポイントなぜ重要か
①専従か兼務か機能訓練指導員専従か、介護職員・生活相談員と兼務か兼務だと介助業務の比重が大きくなる
②算定している加算個別機能訓練加算(Ⅰ)イ・ロ、(Ⅱ)のどれか居宅訪問・計画書・LIFE入力の量が変わる
③機能訓練指導員の人数1人体制か、PTなど複数人体制か1人体制は相談相手がいない。複数なら教わりやすい
④送迎の有無送迎の担当・運転の有無運転が苦手な人は事前に確認
⑤施設の種類通所介護・短時間型デイ・特養・有料老人ホーム勤務時間帯、利用者の介護度、夜勤の有無が違う
⑥給与の内訳基本給・資格手当・処遇改善の手当・賞与公的調査の平均と比べやすい
⑦研修・計画書の支援書式の有無、研修費の補助未経験者は計画書作成でつまずきやすい
機能訓練指導員の求人票で確認したい項目

新卒や介護未経験で応募する場合は、教育体制や離職率の確認方法をまとめた柔道整復師の求人で未経験・新卒が見るべき条件もあわせて読んでおくと、条件の比べ方が分かります。

接骨院から介護施設へ転職するメリット・デメリット

  • メリット:日中のみの勤務が多い/人員基準で配置が必要なため求人が途切れにくい/療養費の改定に収入が左右されにくい/高齢者の機能訓練の経験が、将来の開業や訪問系サービスにも活きる
  • デメリット:手技の施術そのものを行う機会は減る/計画書や記録などの書類業務が多い/送迎・介助など本来業務以外を兼ねる場合がある/柔道整復師としての独立開業の経験は積みにくい

柔道整復師の働き方全体の見通しは柔道整復師の将来性|有資格者数・施術所数の推移で解説しています。接骨院の数がほぼ横ばいの中で、介護分野は資格を活かせる選択肢の一つです。

柔道整復師・理学療法士の求人・転職情報

働き方・給与・職場選びのポイントは本文の各章で解説しています。

よくある質問

Q
柔道整復師は実務経験なしで機能訓練指導員になれますか?
A

なれます。厚生労働省の解釈通知(老企第25号)では、柔道整復師は資格を有していれば機能訓練指導員の対象とされています。6か月以上の実務経験が必要なのは、はり師・きゅう師の場合です。

Q
機能訓練指導員の給料はどのくらいですか?
A

厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」では、「理学療法士、作業療法士、言語聴覚士又は機能訓練指導員」(常勤・月給、処遇改善加算取得事業所)の平均給与額は月36万2,800円でした。一時金の月割りを含み、理学療法士なども含む区分の平均です。柔道整復師だけの数値は公表されていません。

Q
機能訓練指導員として働くのに研修の受講は必須ですか?
A

必須ではありません。任意の研修として、日本機能訓練指導員協会がベーシックコース(基礎課程:eラーニング12時間、実践課程:Zoomでのグループワーク)を実施しています。計画書の作成など介護現場の実務を学べます。

Q
デイケア(通所リハビリテーション)でも働けますか?
A

通所リハビリテーションは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の配置が中心で、機能訓練指導員の配置を定めたサービスではありません。柔道整復師が働けるのは、主に通所介護(デイサービス)、短期入所生活介護、特定施設(介護付き有料老人ホームなど)、特別養護老人ホームです。

Q
機能訓練指導員は理学療法士と同じ仕事をしますか?
A

機能訓練指導員として配置される場合、資格による業務の違いは基準上定められていません。日本柔道整復師会も、対象となる全職種が同等のサービスを提供することが必要だと説明しています。ただし事業所によって、理学療法士と柔道整復師で担当を分けている場合はあります。

まとめ:柔道整復師は資格だけで機能訓練指導員になれる

機能訓練指導員は、通所介護・短期入所生活介護・特定施設・特別養護老人ホームで配置が定められている職種で、柔道整復師は資格だけで対象になります。仕事は訓練の実施だけでなく、居宅訪問、個別機能訓練計画の作成、3か月ごとの評価と家族への説明まで含まれます。

給料は、理学療法士などを含む区分の平均で月36.28万円(常勤・令和6年9月)です。求人を選ぶときは、専従か兼務か、算定している加算、機能訓練指導員の人数、送迎の有無を確認しましょう。必要に応じて日本機能訓練指導員協会の研修で計画書作成を学んでおくと、介護未経験でも働き始めやすくなります。

参考・出典

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